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パパラチアサファイアの希少性|現地レポート

上質なパパラチアサファイアを求め、スリランカへ仕入れに行ってきました。現地にて、パパラチアサファイアがいかに希少な宝石かを体感してきました。今回は写真を交えながら、現地で感じたことをご紹介します。(当時の情報となりますのでご容赦下さい。)

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宝石の島スリランカ

飛行機から見えるオレンジ屋根の家々

サファイアを中心に、様々な宝石の産地であるスリランカは「宝石の島」と呼ばれています。

日本の宝石バイヤーがパパラチアサファイアを仕入れるルートは、タイやインドの経由がほとんどです。詳しくは後述しますが、非常に手間と時間を要するからです。直接スリランカまで仕入れに赴いている日本のバイヤーは数えるほどしかいません。

より良いルースをより良い価格で仕入れるために現地まで足を運びました。
日本から飛行機で7時間、タイでのトランジットを経てスリランカへは4時間ほど。どんなルースとの出会いがあるのか、ワクワクしながら移動します。

最大都市コロンボで仕入れ

様々なサファイアが多く流通している

スリランカの最大都市、コロンボ(Colombo)は経済の中心地です。大きなビルがある栄えたストリートもあれば、道を1本入ると歴史ある民家が立ち並んで文化が混在しています。

現地宝石商のオフィスの一角を間借りして仕入れを開始。
宝石商に呼びかけてもらい待機していると、次々とオフィスへブローカーが現れます。

ブローカーが持ってくるルースはパーセルペーパーに包まれているので、ひとつひとつ開けていきます。求めているクオリティが見つかることもありますが、大半は低クオリティだったり、要望を伝えても異なるものが出てくることがほとんどです。それでもどんなお宝が紛れ込んでいるか分からないので、すべてチェックします。この時は美しいグランディディエライトやグリーントルマリンも見つけることが出来ました。

大量のパーセルペーパーに包まれた宝石

スリランカ以外にもマダガスカル産やミャンマー産などのルースも流通しています。ブローカーによって持っている種類の宝石やクオリティ、産地も様々です。

全てを細かく見ることは出来ないので、仕入れに於いてはファーストインプレッションで瞬時に判断することが求められます。まず、カラー・クオリティ・輝きを肉眼で大まかにアソート。気になるものはルーペやライトを用いてしっかり吟味して、値段交渉に入ります。相場観を頭に入れておき、自分の欲しい価格をしっかりと提示することが大切です。

オレンジが強く、色ムラが目立つサファイア

1日に20-30人のブローカーが、それぞれ50-100ピースもの宝石を持ってきます。膨大な量を見ますので、目は非常に疲れます。
日が落ち暗くなってくるとカラーの見極めが難しくなるため仕入れは終了です。日光の紫外線などが日本と異なるのか、現地で綺麗に見えたものが日本で見ると暗く見えることもしばしば。海外仕入れの難しいところでもあります。

宝石商の街ベルワラ

外で宝石を見ながら取引をするブローカー

コロンボから車で1時間ほど、古くから港町貿易で栄えたベルワラ(Beruwala)には大きなジュエリーマーケットがあります。沢山のブローカーが集まっており、情報交換をしながら道端でルースを見せ合ったり、取引を行っているようでした。

サロンと呼ばれるロングスカートを履いている人も多く見えました。民族衣装の一つで、通気性の良さから熱帯のスリランカでは重宝されているようです。
当たり前のように外でブローカーが取引をしている様子は、日本ではまず見ない光景なので驚きました。

ベルワラでの仕入れの様子

ブローカーは私たちの到着と同時に続々と集まってきて、宝石を見せてきます。コロンボのブローカーほど多くのルースを持っている訳ではありませんが、人数がすごいので沢山の仕入れチャンスがあります。

パパラチアを見極める

オレンジとピンクが混ざり合った
優しいカラー

ひとつひとつが微妙に異なるパパラチアカラー

今回のメインの目的はパパラチアサファイアの仕入れです。スリランカで多く産出されたパパラチアサファイアですが、産出量は年々減少し、近年はマダガスカルが主要となっています。スリランカブローカーのストックにはマダガスカル産のものも多く流通しています。

オレンジとピンクが混ざり合った、柔らかで鮮やかな色合いがパパラチアサファイア。
そんなパパラチアサファイアの仕入れ、実は非常に困難です。
まず、日本でパパラチアサファイアと呼ばれるには、鑑別機関によるカラー判定がされることが基本となります。

薄くても茶色くてもパパラチアカラー?

淡いピーチカラーと暗いブラウンカラー

現地ブローカーは桃のような薄いピーチカラーや、暗く見え茶色を感じるブラウンカラーをパパラチアサファイアだと持ってきます。何故なら世界で統一されたパパラチアカラーの基準はなく、その国の鑑定機関ごと異なるからです。
中でも日本のAGL加盟の鑑別機関のパパラチア判定は非常に厳しく、ピーチカラーやブラウンカラーでは日本の鑑別でパパラチアサファイアのコメントが出ません。そうなればパパラチアの値段で仕入れたサファイアをノーマルのサファイアとして販売することになり、かなりの損が出てしまいます。とても慎重にカラーの見極めを行います。

年々減っていく美しいルース

様々なカラーの中からパパラチアカラーをセレクトしていく

1日500-800ピースものサファイアを見ましたが、その中から仕入れるものは20-30ピース程だけでした。とても効率的とは言えず、現地まで赴く日本のバイヤーが少ないのも頷けます。

過去には美しいルースが多く産出したそうですが、年々減っているとのこと。その少ない流通量の中からセレクトしていくと、残るのはほんの僅かです。


パパラチアサファイアが希少石と言われる所以を肌で感じることが出来ました。

マルヴェセアのパパラチアサファイア

パパラチアサファイアリング / c0122sp

現地まで赴くことで鍛えられた目でしっかりと見極め、美しいオレンジピンクカラーだけをセレクト。それがマルヴェセアのパパラチアサファイアです。
AGL加盟の鑑別機関、DGLのパパラチアコメントのルースを採用しています。DGLはオレンジとピンクのカラーバランスの良いものにのみコメントを出すと定評のある鑑別機関です。
勿論カラー以外のクオリティにもこだわり、サファイアならではの透明感と美麗な輝きを感じるルースを厳選しています。

優しいカラーから放たれる淡い輝きが美しいパパラチアサファイア。年々美しいものが減っているこの希少石をぜひお手に取ってお楽しみください。

休憩中のミルクティーと商談に使ったメモ

毎日を凛と生きるあなたの人生に、
よりいっそうの輝きを。

マルヴェセアは、バイヤーが厳選した
天然石と高品位の18金とプラチナを使い、
山梨の職人の技術で造る“本物のジュエリー”
をお届けするジュエリー専門店です。

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