「ない色はない」ともいわれ、100種類以上の豊富なカラーバリエーションが魅力のトルマリン。そのカラーは赤、オレンジ、黄、緑、青、藍、紫といった虹の七色全ての色が産出される宝石として知られています。今回はそんなトルマリンについて、それぞれのカラーが持つ個性的な美しさや歴史、そしてマルヴェセアで取り扱っている希少石「パライバトルマリン」などをご紹介します。
トルマリンの歴史と由来
古くからトルマリンには、他の宝石と混同されていたという歴史があります。
グリーントルマリンはエメラルド、ルベライト(赤系のトルマリン)はルビーに間違われていたという経緯があり、現在のように「トルマリン」として認識されたのは、科学的な組成が解明された1800年代になってからのことでした。
「トルマリン」という言葉は、シンハラ語(スリランカの言語)で「宝石の砂礫・混ざり合う」を意味する「トルマリ」に由来します。
その後トルマリンはカラーバリエーションの豊富さから人気が高まり、20世紀の前半にブラジルで大きな鉱床が発見されたことで、その市場はさらに拡大していきました。
10月の誕生石トルマリン
トルマリンは、10月の誕生石としても有名です。石言葉は、「寛大・忍耐・潔白・愛・健康」という意味が込められており、「健やかさ・安定・幸運」を象徴するとされています。
鉱物種としてのトルマリン
実は「トルマリン」という言葉は、一つの鉱物を意味するものではなく、複雑で幅広い化学組成と共通の結晶構造を持つ10以上の鉱物の「グループ名」です。
和名は「電気石」であり、トルマリンには熱を加えたり摩擦をかけられたりすると帯電する性質があります。帯電といっても、ビリビリと強い電気を帯びるのではなく、埃や灰を吸い寄せる程度のもで、その様子からヨーロッパではセイロン磁石とも呼ばれていました。
それぞれのカラーが持つ美しさ
豊富なカラーバリエーションを誇るトルマリンには、それぞれのカラーが持つ個性的な美しさがあります。その一部について、込められた意味や魅力などをご紹介します。
ピンクトルマリン
優しいピンクカラーが特徴のピンクトルマリンは、恋愛について良い効果をもたらす「愛の石」として知られています。身につける人の魅力を高め、恋愛に対して気持ちを前向きにすると伝えられ、一歩踏み出す勇気が欲しい方に「恋のお守り」としてもおすすめの宝石です。
グリーントルマリン
グリーントルマリンは、エメラルドのような深みを持ちながらも、透明度が高いという魅力を持つ宝石です。自然界と強い結びつきを持つヒーリングストーンとしても知られ、心を落ち着かせ、穏やかにしたい方におすすめです。
パライバトルマリン
カラーバリエーションの豊富なトルマリンの中でも、パライバトルマリンは一番の希少性を誇り、「世界三大希少石」にも数えられる宝石です。
初めて発見されたのがブラジルのパライバ州だったため、パライバトルマリンと名付けられました。
パライバトルマリンは、青・緑・青みがかった緑・緑がかった青・黄みがかった緑など幅広いカラーがありますが、特に緑の強すぎないネオンブルー(蛍光ブルー)は人々を魅了し、人気があります。
マルヴェセアの多彩なトルマリンジュエリー
カラーストーンへのこだわりを強く持つマルヴェセアでは、トルマリンのそれぞれのカラーが持つ個性的な美しさを活かしたジュエリーを多数ご用意しています。
10月の誕生石として、ご自分へのご褒美や贈り物にもおすすめです。 恋のお守りとしても愛されるピンクトルマリンや、雄大な自然を感じさせる深みが美しいグリーントルマリン、そして高い希少性と美しいネオンブルーのパライバトルマリンをなど、この機会にぜひご覧ください。
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