爽やかな海の色の宝石「アクアマリン」

3月の誕生石 アクアマリン

March Birthday Stone Aquamarine

アクアマリンの由来と歴史

中世から愛され続ける海のお守り

「アクアマリン」という言葉は、ラテン語の「Aqua(水)」と「Marinus(海)」に由来しています。

神話の中では「海が荒れたとき、海の精の宝物が浜辺に打ち上げられた」宝石だと伝えられ、美しい海の色をしていることから、古くは航海をする船乗りたちのお守りとしても用いられてきました。

ロウソクなどの夜の照明のもとで美しく輝くことから、中世ヨーロッパの貴族社会でも愛されてきた宝石です。 アクアマリンは3月の誕生石として親しまれ、海の水のように澄んだ美しいカラーや穏やかな輝きが身につける人を癒します。

鉱物としてのアクアマリン

エメラルドと同じ石！？

鉱物としてアクアマリンは、エメラルドと同じ《ベリル》に属します。

ベリルグループの石は、クラックやインクルージョンが多く見られます。ベリルグループの有名な宝石といえばエメラルドが有名ですが、アクアマリンとエメラルドはとても対照的です。

エメラルドはクラックやインクルージョンがなどの包有物が多いことに対し、アクアマリンはほとんど無傷のまま大きな結晶が産出されます。 モース硬度は7.5～8で、普段使いのジュエリーとして身につけるために必要な硬さがあります。しかし、急激な温度変化や強い衝撃が原因で割れる場合があるため気を付けましょう。

清らかな癒しのエネルギー

アクアマリンの持つ力

アクアマリンは、すべての生命の源である「海」を象徴する石。美しい海のように澄んだカラーが特徴のアクアマリンは、穏やかな輝きにより身につける人を落ち着かせ、安らぎや癒しを感じさせます。

アクアマリンの石言葉

アクアマリンの宝石言葉は、未知の世界へ旅立つ勇気を象徴した「勇敢」、そして「聡明」「愛」「純粋」です。

アクアマリンは対人関係に潤いをもたらし、身につけると周囲や自分に対して素直になり、優しくなれると伝えられています。そのためアクアマリンのジュエリーは、自分へのご褒美にはもちろん、プレゼントとしても喜ばれるでしょう。

アクアマリンのお手入れについて

普段使いにも最適、高い硬度と耐久性

アクアマリンは比較的硬度が高いためキズつきにくく、耐久性に優れているためリングやネックレスなど普段使いのアイテムにも適しています。

アクアマリンをお手入れする際は、温かい石鹸水を使用して洗浄しましょう。超音波洗浄器やスチームクリーナーでのクリーニングは、インクルージョンがない限りは安全です。インクルージョンがある場合は、超音波洗浄は避けることをおすすめします。

爽やかな海の色の宝石を身にまとって

爽やかな海の色を思わせるアクアマリンのカラーは、普段のコーディネートのワンポイントアクセントにピッタリです。

穏やかでやさしい雰囲気の中に、どこか凛とした印象が感じられ、装いを洗練させます。

マルヴェセアでは宝石の品質にこだわり、高い透明度で艶やかなテリのある、澄んだ海を閉じ込めたような美しさのアクアマリンを厳選しています。

ネックレスやリングなど、高品質なアクアマリンを使用したジュエリーを多数ご用意していますので、この機会にぜひご覧ください。